将来に興味を持つ皆さんへ

このブログでは、子ども大人問わずあらゆる勉強法のノウハウを私自身の経験を基に書いていきます。

我が子につけたい国語力【小学校低学年編】

今回は、私が多くの子どもたちや、親と接してきてよく相談をうける「ウチの子は国語ができません」に対しての対策を【小学校低学年】に絞り書いていきたいと思います。

 

 

国語ができない子どもの特徴


私が子どもに勉強を教えてきて、国語ができない子どもは、まず「理解」の段階でつまずく子が多いように感じます。まずこの「理解」を意識して自分の子どもに注意するだけでも、家庭での指導方針が決まります。

 

「理解」でつまずく子どもたち

まず、「説明されている内容」が理解できない子どもがいます。

 この理解できない理由に「文字情報」の理解に乏しいことが挙げられます。

 

文字情報」が弱い子どもたち

書いてある文章の意味を掴みとることが弱い子どもがいます。

たいていの場合は、幼稚園~小学校低学年の間にその傾向が出てくるようです。こういった生徒は文字を理解するのも苦手ですが、小学校低学年だと、文節を区切ることができません。

 

例えば

「にわにはにわにわとりがいる」

という文の意味が自分の子に理解できるかどうか。

 

わかりにくい極端な例かもしれませんが、文章の区切れが掴みづらく、読むのが拙かったり、不自然なところで文を区切ったりしてしまうと思います。

 

「庭には二羽、鶏がいる」

と書かれれば大人は理解しやすくなる。

 

要するに、圧倒的に習得した文字情報が少ないのでまだ文書の意味を理解するというのは低学年の子どもたちには難しいのです。

 

この場合の有効な勉強方法としては、「音読」と「質問」です。

小学校低学年くらいから、この傾向が出ている子どもは母親が子供と一緒に国語の教科書や絵本を読んであげるとよいです。

 

小学校の宿題でよく出る「音読」。

子どもたちも親も作業的になりがちですが、音読をすることで、我が子の文意の理解度や、漢字の理解度が明らかになります。同じ文章でも、何度も音読することで知らなかった言葉も言葉が自分のものになります。

 

この時期に訓練を怠ると、小学校高学年・中学生になっても文字情報を理解する力が乏しくなります。だから、特に小学校の低学年で音読の宿題が出されるのです。

 

次に必要なのは、「質問」です。

音読と合わせて、質問をしてあげるとよいです。「今読んだお話は、どんなお話だった?」「誰が出てきた?」「最後はどういう結末だった?」などと子どもに問いかけます。すると、子どもは読んだ内容を思い出し、自分の言葉で要約します。

 

これがいわゆる「国語力」というものに繋がってきます。

 

非常に根気のいる作業ですが、子どもと一緒に楽しみながらやってみてください。

 

「今日はどんなことをしたの?」「明日は何したい?」「なぜ、そう思ったの?」と、考えさせる質問をして、聞いてあげるのも一つの手段として効果的です。すると子供は、「えーっと、えーっと」と言いながら、想像する力を働かせます。

この想像力も「国語力」をつける一つのポイントです。

 

とにかく、多くの言葉を覚えて、考えて、言葉を使いこなすことで国語力もあがります。

 

まとめ

・小学校低学年では「音読」をしっかりさせる。

 

・音読のあとに、読んだ文章の内容について質問して、子どもに文章の内容を自分の言葉で要約させる。

 

・普段の生活の中でも、想像させて自分の言葉で話す訓練をする。

 

次回は【小学校高学年編】について書きます。