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中学受験という選択は正しいのか

前回、中学受験のメリットについて書きましたが、今回は続編として公立中学校へ進むメリットについて書きます。

 

公立中学校へ進むメリット

 

1.自宅からの通学時間が短い。

 

要するに、家から近いということです。「当たり前だ」と思われるかもしれません。または、「いや、自分の家からは時間がかかる」という意見もあるかもしれません。ただ、自分の住んでいる地域から通う中学校は決まっているので、通学に1時間以上かかることはほとんどありません(もちろん真っ直ぐ家に帰るのが前提です。)。ただ、私立の中学校は家から近いとは限りません。受験校選びをする際、家の近さを第一に考えて選ぶことはありません。もし、そうなら公立でよいです。やはり、通学時間はが短ければその分他の時間に使うことができます。

 

2.高校入試があることで中だるみしない。

 

子どもたちは、テストがあるから勉強します。入試があるから勉強するのです。中学入試をした場合、中学から高校までは受験無しで進級できます。つまり、中学受験から6年間受験なしで、大学受験に臨むことになります。一方で高校入試を受けた場合、次の大学入試まで3年しかありません。2020年から大学入試制度が変わりセンター試験が廃止されますが、それまではセンター試験は1月実施ですので、厳密に言えば高校入学した時点で3年きっているんです。高校入試を受けた勉強のモチベーションを切らすことなく、大学受験に臨むことができます。実際には、入試を終えた解放感から切れてしまう子はいますが、6年間の空白に比べるとモチベーションは戻しやすいです。そして意義付けもしやすいです。

 

3.多種多様な子がいる。

 

ある程度の学力で線引きされる私立中学と、試験なしでそのまま進級する公立中学とでは、周りの友人の学力や性格考え方が違ってくるのは明らかです。社会に出たら様々な人と接して、曖昧な表現ですが「うまくやっていく」ことになります。この「うまくやっていく」ための訓練が公立ではできます。雑な理由に思えるかもしれませんが、大人になる過程でいろんな面で一番変化が大きい時期なので友人の取捨選択や、対人の対応の仕方を学ぶ場になると思います。

 

4.先々の進学に有利になる。

 

これは、住まわれる地域性にもよりますが、地元の私立中学よりも、公立中に進み、お住まいの学区のトップ校に進学した方が大学の進学実績がよい場合があります。実際私が指導していた地域がそうでした。レベルも高くネームバリューも抜群の私立の学校も、国公立大への進学実績は地元トップ校の半分にとどまります。もちろん、国公立に行けるかどうかはその子の頑張り次第なのは大前提ですが、その学校がどの大学に何人合格者を出したかは一つのステータスになりますし、そこを気にする人は多いと思います。

 

いかがでしょうか。もちろん私立中に行こうが公立中に行こうが、その先の進路を決めるのはその子の努力次第です。

そして、前回の記事と合わせて、私は私立を否定することも公立を否定することもしません。それぞれの良さがあり、その子に合った道を選ぶのが一番です。

 

まとめ

中学受験のメリット

1.受験に急かされない学生生活が送れる。

2.受験というものへの意識の差が生まれる。

3.新しい環境で再スタートをきれる。

4.私立ならではの充実したカリキュラム。

5.大学進学へのアドバンテージ。

 

公立中学校へ進むメリット

1.自宅からの通学時間が短い。

2.高校入試があることで中だるみしない。

3.多種多様な子がいる。

4.先々の進学に有利になる。