将来に興味を持つ皆さんへ

このブログでは、子ども大人問わずあらゆる勉強法のノウハウを私自身の経験を基に書いていきます。

中学受験という選択をする前に

今回は、中学受験の是非について書こうと思います。是非といっても、中学受験そのものが良いとか悪いとかではなく、その子にとって最善の選択であるかどうかを見極めるための材料として、読んでいただけたらと思います。

 

中学受験のメリット

 

1.受験に急かされない学生生活が送れる。

 

もし、中学受験をしないとなると小学校6年間と中学校3年間の計9年間を受験無しですごし、高校受験が初めての受験になります。そして高校3年間を経てすぐに大学受験がやってきます。この高校受験から大学受験の流れは激動の6年間になります。親子共々落ち着く暇がありません。一方で、中学受験を経て私立などの中学校へ行くと大方中高一貫校ですので、高校受験を受けずして、そのまま高校生になります。要するに次の受験までのスパンがゆるやかになるわけです。

 

2.受験というものへの意識の差が生まれる。

 

中学受験への意識については、地域毎に格差がありますが、例えば首都圏では5人に1人が中学受験をする時代。一方で例えば九州は中学受験をする子は、「勉強ができる子」として珍しい存在として見られることが今はまだ多いです。決して「中学受験をする」=「勉強ができる」ではありません。むしろ勉強をする習慣がないからこそ、中学受験をさせて習慣づけをさせる親御さんも多いです。

中学受験をすると、自分にとってのベストな勉強法やペース、何より「受験は甘くない」ということを早くから知ることができます。そのまま公立中学校に上がると、小学校と明らかに違うのは部活動が始まるということです。部活動は強制ではありませんが、地域によっては部活動が活発なところも多く、子どもたちはまず勉強どころではなくなります。

ここが一番のポイントで、中学受験をする場合遅くとも小4からは受験に向けて勉強を始めたいところ。親御さんも小4を境に塾選びなどを考え出します。習い事も受験へ向けて整理していきます。学校以外の時間の調整は小学生はしやすいです。一方で高校受験を目指す場合、中学生は部活動が基本的に中3の夏まであります。中1、中2から塾へ通ったとしても家で自分から勉強をする子はあまりいません。むしろ、これは悪いことではなくそれが当然です。何しろ受験の経験がないので、焦りや悩みが生まれません。大学受験へ向けてできるだけ早く受験への意識を高めることができるのはメリットになります。

 

3.新しい環境で再スタートをきれる。

 

地元小学校の友人関係がうまくいってないなど、新たな環境で再スタートしたいという考えから中学受験を目指すご家庭もあります。また、地元の公立中が荒れており、私立中で集中できる環境を望んで中学受験をすることも地域によってはあります。

 

4.私立ならではの充実したカリキュラム


私立中高一貫校では地元の公立中学校に対して、先取り学習、アクティブ・ラーニング型授業(探求型授業)、ICT教育、英語に特化したカリキュラムなど、公立中学校にはない充実したカリキュラムがあり、子どもの学力を伸ばせる環境があります。特にICT教育は公立中学校と比べると圧倒的に充実しており、子どもたちも積極的に授業に参加できる工夫がされている学校が多いです。

 

5.大学進学へのアドバンテージ


大学受験を考えたときに、大学付属校における内部進学や先取り学習で充分な受験準備ができるメリットがあります。これを中学受験のメリットとして挙げるご家庭は非常に多いです。
また、2020年の大学入試改革を見据えて、いち早く思考型テストへの対策を行なっている私立中高一貫校が有利との考えもあるようです。

 

いかがでしょうか?

 

ここまで中学受験のメリットを挙げてきましたが、並べられるともう中学受験を選んだほうがよい気がしますよね?次回は公立中学校へ進むメリットについて書きたいと思います。まとめは次回分と合わせて書きます。

 

まとめは次回と合わせて。